■ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT | THE FAST AND THE FURIOUS:TOKYO DRIFT 2006 米国 | ★★☆ |
D=ジャスティン・リン | ||
ルーカス・ブラック バウ・ワウ 千葉真一 サン・カン ナタリー・ケリー 北川景子 | ||
たびたび問題を起こし警察に目をつけられていた高校生ショーンは、ある日、大事故を起こしてしまい少年院へ送られそうになる。彼は、それを逃れるため軍人として日本に駐在している父を訪ねる。ある日彼は、クラスメートのトウィンキーに立体パーキングで行われているカー・レースに誘われる。そこで、車に関して自身満々のショーンは、ドリフトキングと勝負をするが、惨めに惨敗する。ショーンは、自分の手足のように車をスライドさせるドリフト・レースの魅力に惹かれていく。 |
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これはワイルド・スピード3とは言えません。SIONも驚いたラストシーンだけが、3と言えるくらいで、3とは名ばかりの内容は、まったく違う映画です。ワイルド・スピードとして公開することがそもそもおかしい内容で、ワイルドスピードファンとしては、残念。楽しめるのは、見慣れた東京の街並みといたるところでカメオ出演している日本人俳優くらいなもの。あまりにリアリティのない設定&日本人でない日本人役など共感できませんでした。海外の作品ならではの独特の日本の描き方には、相変わらず苦笑ものです。スタッフ・出演者が、日本での撮影を楽しんでいるのは伝わってきましたが、わざわざ日本を舞台にしたのも商業的臭いがプンプン漂ってきていただけません。 |
■スーパーマン リターンズ |
SUPERMAN RETURNS 2006 米国 |
★★★☆ |
D製原案=ブライアン・シンガー ♪=ジョン・ウイリアムス | ||
ブランドン・ラウス ケビン・スペーシー ケイト・ボスワース ジェームズ・マースデン フランク・ランジェラ | ||
あの”スーパーマン”がスタッフ・キャストを一新して約20年ぶりに復活。内容的には、スーパーマンⅡの5年後という設定らしい。3悪人との死闘後、地球を離れたいたスーパーマンが5年ぶりに地球に戻ってみると彼のいない間に犯罪は増加。スーパーマン不要説まで流れる始末。かつて愛したロイスには、婚約者と子供まで・・・地球人を正しい道に導くために彼は、再び大空に飛び出すのである。 |
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そんなにスーパーマンに思い入れのあるSIONではありませんが、オープニングで、ジョン・ウィリアムズの♪テーマ曲が流れた時には、鳥肌が立ちました。冒頭のスペースシャトルのシーンで、スーパーマンが登場した時は、なんだかワクワクした気分になりました。正直、そのことに自分自身ビックリでした(笑)この高揚感こそが、まさに”スーパーマン”だと思います。前半は、その勢いで存分に楽しんでみることが出来ます。ただ、後半は、・・・・。ロイス・レインとの関係もなんだかなぁという感じです。婚約者の役どころがいまいち理解しづらいです。あくまでもファンタジー作品としてのスーパーマンにネガティブ要素はいらないと思うのです。足枷になるようなエピソードはいりません!スカッ!と爽やかにお願いしたいものです。ケビン・スペーシーいい役者さんです。嫌いではありません。しかし。ジーン・ハックマンに比べると何かもの足りない。迫力がないですね。しかし、マーロンブランド(アーカイブ)やところどころで感じることのできる前作品に対するオマージュなどスーパーマンに対する作り手の愛情を感じることが出来、久しぶりという感慨もあってか期待以上に面白く楽しめました。 |