■キャッチ ミー イフ ユー キャン |
CATCH ME IF YOU CAN 2002 米国 |
★★★ |
D=スティーブン・スピルバーグ 原=フランク・W・アバグネイル スタン・レディング 撮=ヤヌス・カミンスキー | ||
レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス クリストファー・ウォーケン マーティン・シーン ナタリー・バイ ジェームズ・ブローリン | ||
◆時は1960年代、裕福な家庭で仲睦まじい両親の元で何不自由なく育てられたフランク。だが、ある日父の会社が、税務署にしつこく追われることとなり、会社経営は破綻を迎え、今までの生活が一変することになる。豪華な家から狭いアパートに移ることとなり、高校もパブリックスクールへ転向。かつての裕福な生活が忘れられない母は、離婚を申し出る。離婚にショックを受けたフランクは、家を飛び出してしまう。彼は、生きていく為に偽造小切手を作る事を思いつく。だが16歳のフランクを信用するものなどいなかった。そんなおり、パイロットという職業が、周りから信用(ある意味尊敬)されていることに目をつける。彼は、上手く立ち回り制服をGETすると、今までが嘘のようにホテルマンも銀行マンも彼に騙されていく。。。。フランクは、次々と偽造小切手をつくり、巨額の資金を騙し取る。一方、FBIの捜査官カールは、いっとき逮捕寸前までフランクを追い詰めるが、見事に出し抜かれ、フランクを逮捕する事に執念を持つようになる。。。。 | ||
◆公開当時、観たいと思っていたが、評判がよろしくないので観ずにいたのですが・・・・実際見てみると評判ほど悪くないのでは?というのが率直な感想です。コメディタッチの軽快なストーリー展開で、後味も悪くなく娯楽映画としては、秀作といって良いのではないでしょうか。僕は、好きですね。詐欺の手口・FBIの捜査など『おいおい、そんな~!』とツッコミたくなるようなディテールの稚拙さは、あちらこちらに感じますが、この映画は、むしろそれで良いのではないでしょうかね~。この映画は、逃げる詐欺師と追いかけるFBIの姿を描いたアクション作品ではないのですから、軽快なテンポを崩さないためにもこれで良いのです!(笑)フランクと両親との絡み・特に父との関係は、シリアスに描かれてますが、フランクの内面(弱さ・孤独感・幸福な家庭への郷愁)を描くのに必要だったってことかなぁ。。。今回のディカプリオは、『ギャング・オブ~』の時よりも今回のデリケートな内面を持ちながらも人を小バカにしたような生意気なフランク役の方が数段よかったと思います。トムは、私の大好きな俳優です。個人的には”あの”トムならもう少し、コミカルな演技が観たかったな。ちと重いかな~。でも、さすが~の演技力でした(^^) |