■ラストサムライ |
THE LAST SAMURAI 2003 米国 |
★★★★ |
D=エドワード・ズウィック | ||
トム・クルーズ 渡辺 謙 真田広之 小雪 | ||
◆時は、幕末?時代考証を考えるとこの映画自体が成り立たなくなるので、深くは考えない事(笑) だが、重要な点は、この頃の日本の歴史的背景を理解して見る事が望ましい。 ◆急速に近代化を目指す日本政府は、 西洋式の戦術を学ぶ為に、アメリカから南北戦争の英雄、ネイサン・オールグレン大尉を招いた。一方、天皇に忠誠を尽くす侍の大将勝元盛次は、急速に近代化を目指す政府に疑問を感じ、政府軍に反旗を翻す。戦いの中で、出会った2人の男。オールグレンは、侍社会の中で生活を共にする事で、彼らの考え方・生き方に直に触れ、サムライスピリット=武士道精神に感銘を受けていく。やがて、オールグレンは、勝元と固い絆で結ばれていくのだが・・・・。しかし、近代化を目指す政府にとって、武士道精神は、過去のものでしかなかった。勝元を中心とした侍達は、自らの信念=サムライ魂を貫く為に、最後の戦いに挑むのであった。。。。 | ||
◆見ていて”西南戦争”の西郷隆盛を思い出した。近代化の進む日本の中で、サムライとしての最後の死に場所を求めているようでもあった。 現代に生きている以上、自分自身、彼らサムライ魂を真に理解する事は、難しいと思うが、この映画には、日本人の美学と言うものが描かれていると思う。この辺りの感情・生き様などを西洋の観客は、理解できるのであろうか?ちょっと疑問に思いました。義・忠・仁・誠・誉・・・武士道の精神。死に対する潔さ。サムライとして、生きるのは、大変な事だと感じます。渡辺謙良かったです。いいです。主役のトムをくってます。小雪も 口を開かねばなかなかでした(笑)しかし・・・あの子役は何ものなんだ?日本にもあれだけの演技のできる子役がいるんですね。 |