■リベリオン |
LIBRIUM 2002 米国 |
★★★☆ |
D・脚=カート・ウィマー P=ヤン・デ・ボン | ||
クリスチャン・ベール テイ・ディッグス エミリー・ワトソン | ||
◆人類は、第3次世界大戦を経験し、このまま、再び第4次世界大戦が起きたら人類は確実に滅びることになると考えます。これを危惧した政府は、”怒り””不満”などの感情をコントロールすれば争いのない世界を築けると考え、本・絵画・映画・音楽などを一切禁止し、”プロジウム”という人間の感情をコントロールする”薬”を開発します。人々は、この薬を1日2回接種することで政府の管理下におかれる事になります。しかし、この薬は、”怒り”などの『負の感情』だけでなく”喜び””感動”という『正の感情』をも抑えることになります。これと同時に政府は、薬を接種しない人々を検挙・摘発する特殊組織を作り上げます。この組織は、『ガン=カタ』という狭い空間で効率よく多くの敵に銃で反撃を加えるという”武道”を身に着けた者で構成されています。ガン=カタの達人プレストンは、感情の無い世界でなんの躊躇もなく反乱者を処刑していたのだが・・・。あることから薬の接種を止めて、徐々に忘れていた”感情”を取り戻し。。。。 | ||
◆期待してたより良かったです。ストーリーとしては、ありがちな近未来物ですが。。。 映画の持つ雰囲気は、あの『マトリックス』を髣髴させ、とてもかっこよいアクションが展開されています。武道というコンセプトの為、マトリックスより現実的で生身の人間がアクションしているという感じが良いです。SFアクション映画としては、なかなか良い作品だと思います。素直にかっこよいと思います。また、製作者の銃器に対するこだわりが随所に見られ、ガン好きな方には、たまらないことでしょう。ただ、残念なのは、もう少し話に膨らみがあるとよいと思いました。主人公が、感情を取り戻していくところと政府との闘いのところが、もっと細かく深く描かれていたら、申し分のない作品になってると思います。アクション好きの方は、是非見てみてください。 |