■ライフ オブ デビット・ゲイル |
THE LIFE OF DAVID GALE 2003 米国 |
★★★ |
D=アラン・パーカー P=アラン・パーカー ニコラス・ケイジ | ||
ケビン・スペーシー ケイト・ウィンスレット ローラ・リニー ガブリエル・マン ローナ・ミトラ | ||
◆ケイト・ウィンスレット演ずる記者の元に、処刑日を1週間後に控えたゲイルからインタビューの要請が来る。ゲイルは、優秀な大学教授であり、死刑制度反対運動家であったが、友人である同じく死刑制度反対運動家の女性をレイプしたあげく残忍な方法で殺害した罪で服役してる男である。「なぜ、私が?」と疑問を抱きながらもゲイルが収監されてる刑務所を訪ねる彼女。訪ねてきた彼女にゲイルは、静かに語りだすのであった。はたして、彼は『冤罪』なのか?『真犯人なのか?』 彼とのインタビューを通して、彼女の”謎解き”がはじまっていく。。。 | ||
◆最初に伏線が引かれているが、見ていく中で、どうなの?どっちなの?と迷う。それだけ作りが巧妙なのか?完全に読みきれなかった僕が甘かったのか・・・。ゲイルの書いたシナリオにまんまと騙されました。そりゃ、死が迫ってるのにあれだけ落ち着いてられるわな。 きっと、ゲイルは子供と離れて暮らす結果になった時点で彼の人生は、終わってたんだと思う。最後になって『ああ、やっぱりそうやんかー!』と改めて思うのだが・・・。素直に騙された方が映画としては楽しめますがね。 基本的にハッピーエンドが好きなSIONとしては、ちょっと重くて辛いですが・・・・。あの結末だからこそ平凡な作品にならずにすんだんだね。扱ってる題材自体が死刑が『是』か『非』かという重いものですが、サスペンチタッチの謎解きの要素を絡める事でドップリ沈む事はないと思います。 しかし・・・あのカウボーイなんであんなに怪しい描き方なんだ?サスペンスフルにするためにわざとそういう描き方してると思うのだが、答えがわかってからだとその事が、妙に感じてしまうのは僕だけでしょうか?まったく普通の人じゃないですか!伏線は敷いてあるが、都合よく車は壊れるわ、携帯は、圏外だわ。ちと強引過ぎるよなぁ~。それと・・・あんな確実な証拠が出たら知事か弁護士に電話1本すれば、死刑は、延期になると思うのだが・・・助手?の彼が電話かけにいったんちゃうんかい!とツッコミをいれてみる。。。。 |