■ワイド・スピード2 |
2FAST 2FURIOUS 2003 米国 |
★★★ |
D=ジョン・シングルトン | ||
ポール・ウォーカー タイ・リース エヴァ・メンデス デボン・青木 | ||
◆前作で、犯人との友情から(2を見た後では、それは、友情からだけではなく、彼の中にある後悔の念もあったことがわかるが。。。)犯人を逃がした事でロス市警を首になったブライアン。その後、彼は、ストリートレーサーとして各地のレースで勝利を収め、多額の賞金を稼ぎながらフロリダ州マイアミの地にやってきていた。いつものようにストリートレースで勝利を収めたはいいが、最新の捕獲兵器?で警察に捕まってしまう。しかし、警察の目的は、彼の逮捕でなく、囮捜査の依頼だった。協力をすれば、今までのことは、帳消しにしてくれるという条件で出された依頼は(脅迫ともいうが。。。)、国際的犯罪組織のマネーロンダリングの証拠を掴むということだった。彼は、相棒に幼馴染でスピード狂の前科者ピアースを指名し、犯罪組織に潜入するのだった。。。 | ||
◆車好きの私にとっては、期待の作品でしたが・・・。思っていた内容とちょっと違ってたかなぁ~。”主人公と相棒”による定番の捕り物映画のようになってしまってます。二人の絡みが、主体となってしまって前作に比べ【ワイルドスピード】という観点から言うと駄作となってしまいました。まぁ、この作品は、その2人の掛け合いを楽しむ作品なんでしょうね。残念です。私の持論としては、犯罪映画は、敵役のキャラが立たないと面白くない!という意見ですので、その点も不満ですね。タイリースが、敵役の方が面白みがあったのになぁ。それだけ、彼が目立ってたってことなのだろう。ということで、ストーリーに関しては、まったくダメダメです。それとデボン・青木にももう少し車乗ってほしかったなぁ~。冒頭のシーンだけだもん。さて、私が楽しみにしてた車たちですが、今回もやってくれてます。ランエボ・GT-R・エクリプス(アメリカでは人気者らしい)・S2000・スープラ・RX-7などの日本車、ダッジ・ムスタング・カマロなどのアメ車。いいすね~♪バリバリチューンですわ!冒頭のレースシーンは、なかなかの迫力です。まさに『首都高バトルの世界』です(笑)ストリートを駆け抜けていくチューンドカー、素直にかっこいいっす。”最新技術の塊”の日本車と”アメリカの魂”であるハイパワー・ハイトルクのアメ車との対決も見ごたえありました。車好きの私としては、ちと興奮気味です(笑)この手の作品を見ると車をいじりたくなるんすよね~。なぜ、車の部品は、あんなに高いんだー!!!失礼、取り乱してしまいました。。。。お金がいくらあっても足りませーん。こんなこと言ってると『歳考えろよ~』と周りから聞こえてきそうですが・・・。話がそれましたが、結局のところ、映画としては、よろしくないですが、車好きの方にはよろしいかと。 |
■キャッチ ミー イフ ユー キャン |
CATCH ME IF YOU CAN 2002 米国 |
★★★ |
D=スティーブン・スピルバーグ 原=フランク・W・アバグネイル スタン・レディング 撮=ヤヌス・カミンスキー | ||
レオナルド・ディカプリオ トム・ハンクス クリストファー・ウォーケン マーティン・シーン ナタリー・バイ ジェームズ・ブローリン | ||
◆時は1960年代、裕福な家庭で仲睦まじい両親の元で何不自由なく育てられたフランク。だが、ある日父の会社が、税務署にしつこく追われることとなり、会社経営は破綻を迎え、今までの生活が一変することになる。豪華な家から狭いアパートに移ることとなり、高校もパブリックスクールへ転向。かつての裕福な生活が忘れられない母は、離婚を申し出る。離婚にショックを受けたフランクは、家を飛び出してしまう。彼は、生きていく為に偽造小切手を作る事を思いつく。だが16歳のフランクを信用するものなどいなかった。そんなおり、パイロットという職業が、周りから信用(ある意味尊敬)されていることに目をつける。彼は、上手く立ち回り制服をGETすると、今までが嘘のようにホテルマンも銀行マンも彼に騙されていく。。。。フランクは、次々と偽造小切手をつくり、巨額の資金を騙し取る。一方、FBIの捜査官カールは、いっとき逮捕寸前までフランクを追い詰めるが、見事に出し抜かれ、フランクを逮捕する事に執念を持つようになる。。。。 | ||
◆公開当時、観たいと思っていたが、評判がよろしくないので観ずにいたのですが・・・・実際見てみると評判ほど悪くないのでは?というのが率直な感想です。コメディタッチの軽快なストーリー展開で、後味も悪くなく娯楽映画としては、秀作といって良いのではないでしょうか。僕は、好きですね。詐欺の手口・FBIの捜査など『おいおい、そんな~!』とツッコミたくなるようなディテールの稚拙さは、あちらこちらに感じますが、この映画は、むしろそれで良いのではないでしょうかね~。この映画は、逃げる詐欺師と追いかけるFBIの姿を描いたアクション作品ではないのですから、軽快なテンポを崩さないためにもこれで良いのです!(笑)フランクと両親との絡み・特に父との関係は、シリアスに描かれてますが、フランクの内面(弱さ・孤独感・幸福な家庭への郷愁)を描くのに必要だったってことかなぁ。。。今回のディカプリオは、『ギャング・オブ~』の時よりも今回のデリケートな内面を持ちながらも人を小バカにしたような生意気なフランク役の方が数段よかったと思います。トムは、私の大好きな俳優です。個人的には”あの”トムならもう少し、コミカルな演技が観たかったな。ちと重いかな~。でも、さすが~の演技力でした(^^) |