■小説家を見つけたら |
FINDING FORRESTER 2000 米国 |
★★★☆ |
D=ガス・ヴァン・サント 脚=マイク・リッチ | ||
ショーン・コネリー ロブ・ブラウン アンナ・パキン F.マリー・エイブラハム バラス・タイムス | ||
◆NYは、ブロンクスで高校生活を送るジャマールは、友人達とバスケットボールに明け暮れる毎日を送っていた。そんなある日、ジャマールは、友人達にそそのかされ、部屋から一歩も出ず、いつも双眼鏡で外を眺めている謎の老人の部屋に忍び込む事になるが、あわてて逃げたためバックパックを置いてきてしまう。バックパックの中には彼が、秘密にしていた自分の創作ノートが入っていたのだ。しばらくして、返ってきたそのノートのは、老人によって赤字で添削されていたのだった。。。 | ||
◆すばらしく極上の作品とは、言えないが、気持ちのよい作品に仕上がってます。 フォレスターが、小説を発表するのを止めた理由が、弱いように思いますが、そんなには気になりませんでした。世間との接触をたって引きこもっている老いた小説家フォレスターと若くて才能のある青年ジャマールが、交流をはかっていく中で、影響を受け合いながら変わっていく姿がハートフルに描かれています。フォレスターは、外の世界と向き合う力をもらい、再び<生きる喜び>に目覚め、青年は、文学と人生を学んでいく。内容的には『セント・オブ・ウーマン』+『グットウィルハンティング/旅立ち』÷2って感じですかね(笑) フォレスターが、学校を訪ねジャマールのために作文を読むシーンは、なかなか良いシーンだと思いますが、途中で、F・Oしてしまうため盛り上がりきれないのが残念でした。なかなか短い作文(文章)で人を感動させるは難しいようで、映像に頼ってしまう演出は、いただけませんねー。しかし、フォレスターが自転車に乗って去っていくシーンは、秀逸でした。あの後姿とっても可愛かったなぁ。 ショーン・コネリーは、さすがという演技だったし、新人のロブ・ブラウンも良い表情をしてました。ベタな感じは否めませんが、見終わったあと”元気”が出る映画だと思います。最後に、マット・ディモンが出てきたのは、ビックリ&笑えました。 |