■ファイナル・デッドコースター | FAINAL DESTINATION 3 2006 米国 | ★★ |
D脚製=ジェームズ・ウォン | ||
メアリー・エリザベス・ウィンステッド ライアン・メリマン クリスタル・ロウ シャーラン・シモンズ | ||
高校の卒業イベントで遊園地にやってきたウェンディは、何か不吉な予感を感じつつもクラスメート達と楽しい時間を過ごしていた。ところが、ジェットコースターの席についた時に恐ろしい事故の予知夢を見る。パニックになったウェンディは、ジェットコースターから降り、係員に取り押さえられるが、その直後、そのジェットコースターは、大事故を起こしてしまう。危うく事故から逃れたウェンディ達だったが、死の運命は、彼女達を見逃しはしなかった・・・・。 | ||
SIONの好きな作品の第3弾。この作品も前2作同様、主人公の予知夢によって一旦は、死の運命から逃れた人々が、結局は、その運命には、あがなう事できずに・・・・という話。ぶっちゃけ今作品は、期待はずれでした。前作より明らかにパワーダウンしております。今作では、死の運命から逃れた人々が写った写真には、死へのヒントが隠されているという点が新しいのですが、そのことによって見る側は、次の惨事への心の準備が出来てしまうし、被害者は、予想通りの死に方をする。これでは、このシリーズの”肝”である突然やってくる不意ふちのような死様は、見ることが出来ません。スピード感もいまいちだし、死様もなんだかとっても地味になっちゃってスカッと感が欠けています。何よりも残念なのは、2作目に感じたいい意味でのバカバカしさを感じることが出来ませんでした。この作品は、1作目のファイナル・デスティネーションを監督したジェームズ・ウォン監督が再びメガホンを取っておりますが、1から2へと内容&衝撃度で上手い繋ぎをみせたデビット・R・エリス監督の2作目をまったく無視しているかのような作りで、好きなシリーズだっただけに残念でなりません。次回4も多分作られると思いますが、再び、2のような衝撃的でスカッとスピード感のある作品に返り咲くことを期待せずにはいられません。 |