■サラマンダー |
REIGN OF FIRE 2003 米国 |
★☆ |
D=ロブ・ボウマン | ||
クリスチャン・ベール マシュー・マコノヒー イザベラ・スコルプコ | ||
◆太古の昔、地球上にいた火を噴く竜=サラマンダーが、眠りから覚めて人々を襲うという話。地下鉄の工事現場で働く母を訊ねたクインは、深い眠りから覚めた火を噴く竜=サラマンダーと遭遇してしまう。サラマンダーは、もの凄い勢いで繁殖を続け、地上を焼き尽くし・・・・人類は、最新兵器を使いサラマンダーに抵抗するが、不死身のサラマンダーには、効かず、ついに核を使用するが、核の使用は、地球の荒廃を招くだけだった。生き残った少数の人々は、”砦”を築き、サラマンダーが、飢えて死んでいくのをひたすら待つしか生き残る術は無かった。。。。 | ||
◆なんといったらよいのでしょうか(笑)あまりに矛盾点が多すぎて、『おいおい!』と突っ込みたくなるところ満載です。ドラゴンスレイヤー(竜退治人)が、出てくるのですが、これが、またお粗末。っていうか、最新兵器や核でも死なない不死身の竜が、なぜいとも簡単に人の手で殺せるんでしょうかね~。不思議です。ネットで捕獲って・・・どうなんでしょう?まぁ、このシーンは、唯一ドキドキできる箇所でもありますが。。。捕鯨で使うモリのようなものでやっつけれるならミサイル1発で殺せるような気がします。おかしな話ですなぁ。時代設定を間違えてますね。これが、中世の話なら理解できます。あるいは、核戦争が起こりその後、荒廃した地球に竜が、目覚めたというなら理解できます。作り手は、この辺りに疑問というか気持ち悪さを感じないのでしょうか? サラマンダーもすごい破壊力という”うたい文句”ですが、全然、その迫力が伝わってきません。ただ、火を噴くだけの”オオトカゲ”って感じです(笑) あんまり竜も出てきませんしね。出番少ないです。出すとお金がかかるからなかなか出せないんでしょうかね~。確かにサラマンダーの描写は、違和感無く、その映像技術はさすが!と思いましたが・・・。 |
■S・W・A・T |
S・W・A・T 2003 米国 |
★★ |
D=クラーク・ジョンソン | ||
サミュエル・L・ジャクソン コリン・ファレル ミッシェル・ロドリゲス L.L.クール・J | ||
◆警察特殊部隊『SWAT』(特別戦術攻撃隊)の活躍を描いた作品です。立てこもり事件が発生し、その鎮圧にSWAT出動の要請が出る。ストリートとギャンブルは、人質を救出するが、命令違反をおこし、人質に怪我を負わせてしまう。優秀だが幾度も問題を起こす2人をフーラーは、隊からはずす事にする。その処分に不満を持ったギャンブルは、警察を辞めるが、ストリートは、いつか復帰できることを望みに甘んじて処分を受ける。保管庫係として現場から離れ数ヶ月後・・・市民から批判を受け続けるロス市警は、その打開策としてベテランのホーダーをSWATに復帰させる。ホーダーは、若くて強いチームを作る為に人選を始め、ストリートをはじめ、若くてガッツのある5人のチームを作る。訓練を繰り返し、最終テストに望んだホーダーのチームは、無事テストをクリアし、SWATチームとして任務につくようになる。彼らは国際指名手配犯アレックスの護送の任務をまかされるが・・・・アレックスは、報道陣に対し『俺を逃がしてくれた奴に1億ドル払う!』と宣言。ストリート達は、無事護送任務を行う事が出来るのか。。。 | ||
◆はっきり言って、期待はずれ。個性的な俳優人と予告編の出来のよさに騙されたという感じ。前半は、SWATについての説明的な話で進んでいきますが、訓練風景など全然、緊張感や厳しさが伝わってきません。SWATといえば、厳しい訓練を乗り越えたエリート部隊なのに・・・・はっきり言って、ダメダメです。後半は、麻薬王アレックスを逃がそうとする悪党との対決になりますが、これまた、薄っぺらな感じです。『俺を逃がした奴に1億ドル払う』この言葉に、街の悪党どもは、色めきたちます。さぞや、おもしろい展開になっていくんだろとワクワクしてたのですが・・・・。盛り上がることなくエンドテロップです。保身主義のフーラーとの衝突・各隊員の私生活も描かれていますが、どれも中途半端で消化不良を起こします。意図としては、人間ドラマとしての部分も描きたかったのでしょうが、これでは、感情移入も出来ません。緊張感のないアクション・キャラの弱い敵役・薄っぺらな人間描写~どれをとっても中途半端です。欲張って何もかも盛り込もうとせず、アクションに徹するか人物描写に徹するかにすれば、面白い作品になったのでは。。。。サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ミシェル・ロドリゲスこんなにも個性的な俳優人&おもしろい”プロット”なのに残念です。こういう作品は、敵役のキャラが立たないと面白くないです。しいてあげれば、冒頭のシーンだけが救いかなぁ。 |