■ムーンライト マイル |
MOONLIGHT MILE 2002 米国 |
★★☆ |
D・P・脚=ブラッド・シルバーリング | ||
ジェイク・ギレンホール ダスティン・ホフマン スーザン・サランドン | ||
◆ジョーは、結婚後も婚約者であるダイアナの両親と住み、義父であるベンの仕事を一緒にする予定であった。式を間近に控えたある日ダイアナは、発砲事件に巻き込まれ亡くなってしまう。ジョーは、葬儀後も悲しみを抱えた彼女の両親の元に残る事にする。しかし、ジョーとダイアナは、彼女の亡くなる3日前に婚約を解消していたのだった。。。。 | ||
◆人にとって大切な人を失った喪失感からどのように立ち直っていくかという過程を描いている作品だと思うのだが・・・・。ダスティ・ホフマン、スーザン・サランドンという名優が演じているにもかかわらずいまいち、見ていて感情移入しにくい作品。この配役、題材、これは、感動の涙なくしては見れないと思ったのだが、盛り上がりもなく淡々と物語が進行していく感じ。監督のシルバーリング自身が、かつて自分の恋人を亡くしているという実体験があるそうだが、それが、かえってお涙頂戴的な作品でなく、このような感情を抑えた映像になっているのかも。また、このMOONLIGHT MILEは、♪愛する人を思いながら、愛する人から離れている~というローリングストーンズの同名楽曲からシルバーリングがインスパイアされたものなのだろう。。。全編に流れる70年代ロックはGOO!!! |
■ライフ オブ デビット・ゲイル |
THE LIFE OF DAVID GALE 2003 米国 |
★★★ |
D=アラン・パーカー P=アラン・パーカー ニコラス・ケイジ | ||
ケビン・スペーシー ケイト・ウィンスレット ローラ・リニー ガブリエル・マン ローナ・ミトラ | ||
◆ケイト・ウィンスレット演ずる記者の元に、処刑日を1週間後に控えたゲイルからインタビューの要請が来る。ゲイルは、優秀な大学教授であり、死刑制度反対運動家であったが、友人である同じく死刑制度反対運動家の女性をレイプしたあげく残忍な方法で殺害した罪で服役してる男である。「なぜ、私が?」と疑問を抱きながらもゲイルが収監されてる刑務所を訪ねる彼女。訪ねてきた彼女にゲイルは、静かに語りだすのであった。はたして、彼は『冤罪』なのか?『真犯人なのか?』 彼とのインタビューを通して、彼女の”謎解き”がはじまっていく。。。 | ||
◆最初に伏線が引かれているが、見ていく中で、どうなの?どっちなの?と迷う。それだけ作りが巧妙なのか?完全に読みきれなかった僕が甘かったのか・・・。ゲイルの書いたシナリオにまんまと騙されました。そりゃ、死が迫ってるのにあれだけ落ち着いてられるわな。 きっと、ゲイルは子供と離れて暮らす結果になった時点で彼の人生は、終わってたんだと思う。最後になって『ああ、やっぱりそうやんかー!』と改めて思うのだが・・・。素直に騙された方が映画としては楽しめますがね。 基本的にハッピーエンドが好きなSIONとしては、ちょっと重くて辛いですが・・・・。あの結末だからこそ平凡な作品にならずにすんだんだね。扱ってる題材自体が死刑が『是』か『非』かという重いものですが、サスペンチタッチの謎解きの要素を絡める事でドップリ沈む事はないと思います。 しかし・・・あのカウボーイなんであんなに怪しい描き方なんだ?サスペンスフルにするためにわざとそういう描き方してると思うのだが、答えがわかってからだとその事が、妙に感じてしまうのは僕だけでしょうか?まったく普通の人じゃないですか!伏線は敷いてあるが、都合よく車は壊れるわ、携帯は、圏外だわ。ちと強引過ぎるよなぁ~。それと・・・あんな確実な証拠が出たら知事か弁護士に電話1本すれば、死刑は、延期になると思うのだが・・・助手?の彼が電話かけにいったんちゃうんかい!とツッコミをいれてみる。。。。 |