■X-MEN :ファイナル ディシジョン |
X-MEN:THE LAST STAND 米国 2006 |
★★☆ |
D=ブレット・ラトナー | ||
ヒュー・ジャックマン ハル・ベリー パトリック・スチュアート ジェームズ・マースデン アンナ・パキン レベッカ・ローミン イアン・マッケラン エレン・ペイジ | ||
ご存知アメコミ原作の第三弾。自分の息子がミュータントだと分かった天才科学者は、「ミュータントは、病気だ!」との考えからミュータントを普通の人間に戻す新薬”キュア”を開発する。人間に戻るかこのままミュータントとして生きるかの選択がミュータント社会の対立をさらに深める中、マグニート率いるブラザーフットは、”キュア”の根絶をたくらみ”キュア”開発のカギとなるミュータントの少年リーチを狙う。一方、人間との共存を願うX-MENたちは、それを阻止するためにマグニート達との決戦に向かう。 | ||
カンヌで酷評だったらしいが、分かる気がする。娯楽映画としては、大変面白いのですが、薄っぺらな感じが否めません。原作であるコミックを読んだことがないので、原作に忠実かどうかはわかりませんが、キャラの描きこみがもう少しあると一層楽しめるような気がします。前2作以上に”サクッ”と終わってしまったって感じです。前2作で描かれていたウルヴァリンの過去のこともバッサリ!また、新たなミュータントが、数人登場してくるのですが、ただ出てくるだけ(笑)これでは、各キャラの魅力は、半減です。何のためにでてきたのでしょうか・・・。フェニックス(ジーン)も何だかとっても怖そうな悪キャラで登場したわりには、パワーがすごいってことはわかりましたが、全然そのキャラが立ってないし。主要キャラ同士の戦いもすべてあっけない。面白そうな様々な要素を詰め込むだけ詰め込んで、気持ちいいほどにあっさり&バッサリ!何もかもが中途半端で、消化不良になります。面白い要素がたくさんあるのにまったく生かされていません。確かにテンポも良くスピード感もありますがなぜ、こんなに尺が短いのでしょうか?、所詮は、KIDSムービーということなの?そんなことはないと思うのですが。。。LORみたいに3時間以上の大作にしちゃえばいいのに。しかし、完結編ということだが、あのラスト&エンドロール後の映像は、何を意味するのか?次作もあるの? って感じですね。 |